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二次創作に関することを中心に後ろ向きに呟いております
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 くろさきくん、と眠る女がつぶやいた。涙に濡れた頬を蒼い月が照らす。俺はしばらくその光景をじっと見ていた。
 女は咽ぶように泣く。眠っているのか起きているのかまるで判別のつかぬ泣き方をする。ただ俺の存在に気のついていないことが、女がまだ眠りの中にあるということを示している。
 俺はどうしていいかわからなかった。溢れ出るような涙を拭ってやる術は俺にはわからぬ。全くそうであろうが。この女が涙を流さねばならぬ事態を作ったのは我々であるのだから、俺にそのようなことをする権利はない。俺には何もできぬ。
 いっそこの女が目を覚ませばいい。目を覚まして俺を見つけてはどうしてここにいるんですかと顔を赤くして文句をつければどうにでもなるのに。俺はお前が涙を零していたと教えてやることもできぬ。自分が涙をこぼしていたと悟らせたくもない。悟らせる暇を与えたくもない。

(嗚呼、)


願わくば神よ(いるのであれば)、俺がこの女をこのひと時いだくことを許したまえ。

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